TOEICを1ヶ月で伸ばす勉強法

TOEIC学習の羅針盤。現在地と目標を知り、初心者が迷わず学習を進めるためのルートを紹介。 TOEIC体験者の勉強法

TOEICまで残り1ヶ月。問題集を買い足すべきか、毎日の勉強時間を増やすべきか、個別指導を受けるべきか。期限が近いと、勉強そのものより「何を選ぶか」に時間を使ってしまいがちです。

私がこの時期の学習で大切にしたいのは、今の失点原因を見つけて、毎日取り組む内容を固定すること。全範囲を同じ深さで勉強するより、知っているのに聞き取れない表現や、時間をかければ解ける問題を得点につなげる練習を優先します。

問題集の買い足し、全範囲の学習、睡眠を削る勉強を見直し、失点原因の特定と毎日の学習の固定を優先する比較図。

この記事では、TOEIC Listening & Reading公開テストを想定し、1日1〜3時間の使い方から、4週間の学習計画、試験直前の過ごし方まで紹介します。独学を続けるか、短期集中の個別指導に費用をかけるか。その判断に必要な確認事項も、一緒に見ていきましょう。

  • 1ヶ月で目指す目標と失点原因の見つけ方
  • 1日1〜3時間で続ける学習時間の配分
  • 4週間の学習計画とTOEIC直前対策
  • 独学と個別指導を選ぶ判断基準

TOEICは1ヶ月でどこまで伸ばせる?

1ヶ月でも、試験形式に慣れたり、繰り返している間違いを減らしたりする余地はあります。ただし、伸び幅は現在の英語力や確保できる時間によって変わるため、期間だけで到達点は決められません。

点数より先に改善する行動を決める

「1ヶ月で100点上げたい」という目標は、勉強を始めるきっかけになります。しかし、それだけでは今日の学習内容が決まりません。そこで、目標点とあわせて「Part 2で質問の冒頭を聞き落とさない」「Part 5で品詞を根拠に選ぶ」など、練習で確認できる目標を持ちます。

例えば、英語の基礎は身についているものの、初受験で時間配分がつかめなかった人なら、形式への慣れが改善につながる可能性があります。一方、短い英文でも意味がつかめない場合は、語彙や文法の土台づくりが必要。同じ1ヶ月でも、取り組む順序は違ってきます。

「何時間勉強すれば何点上がる」という一律の換算はできません。目標点を置いたうえで、毎週の確認には正答の根拠、所要時間、同じ原因の誤答が減ったかを使う。この見方なら、点数の予想に振り回されずに進められますよ。

現在地ごとに優先する内容を変える

学習の入口は、点数帯だけでなく実際の解け方で決めるのがおすすめです。英文を見ても意味がわからない人と、読めばわかるけれど音声では追いつかない人では、同じリスニング問題でも必要な練習が変わります。

最初の演習で確認する状態と学習の方向
現在の状態 優先したい学習 1ヶ月で確認する変化
短い英文でも意味が取りにくい 基本語彙と主語・動詞の確認 短文の内容を説明できるか
読めるが音声だとわからない 音声と英文を照らし合わせる復習 文字なしで内容を追えるか
時間をかければ正解できる 時間を測った演習と再読 正確さを保って速く解けるか
最後まで解けるが誤答が残る 言い換えや選択肢の根拠の確認 似た選択肢を区別できるか

これは学習方針を決めるための目安であり、得点上昇を保証する分類ではありません。複数に当てはまる場合は、間違いが多く、解説を読めば理解できる内容から手をつけると、復習の負担を抑えやすくなります。

最初の2日で失点原因を見つける

最初から細かい予定表を埋める必要はありません。まず一度、本番に近い条件で解き、どこで止まったのかを確認します。この準備が、その後の約4週間で使う教材と時間配分の土台になります。

公式問題集で時間と解け方を確認する

初日は、現行形式に対応した公式問題集などを使い、できれば初めて解く1回分に取り組みましょう。途中で辞書を引いたり、音声を止めたりせず、解答用紙にマークするところまで含めて試します。目的は高得点を出すことではなく、普段の学習では見えにくい取りこぼしを知ることです。

TOEIC L&R公開テストは、リスニング約45分・100問、リーディング75分・100問の構成です。リスニングは音声に合わせて進む一方、リーディングは75分の使い方を自分で考える必要があります。

(出典:IIBC「TOEIC Listening & Reading Testの形式と構成」)

まとまった時間が取れない場合は、初回の診断をセクション別に分けても構いません。ただし、その結果だけでは約2時間続けて解く負担までは確認できないため、試験前に通し演習の時間も確保してください。

間違いを四つの原因に分ける

採点したら、誤答の横に短いメモを残します。私なら「単語を知らない」「文の形がわからない」「音を拾えない」「時間が足りない」の四つから、主な原因を選びます。複雑な記録を作るより、翌日の練習につながる一言があれば十分です。

模試の誤答を単語・文法・音声・時間の四つに分類し、間違いが集中した原因に翌日からの練習時間を配分する図。

例えば、リスニングで不正解だった問題も、英文を読んですぐ理解できれば、音の聞き取りが課題かもしれません。英文を読んでも内容がつかめないなら、単語や文法の確認が先。ここを分けないまま音声を繰り返すと、意味のわからない音を聞き続けることになります。

リーディングで時間切れになった問題は、答えを見る前に時間制限なしで解いてみましょう。それでも解けない問題と、時間があれば解けた問題を区別できます。また、正解していても勘で選んだ問題は復習対象です。偶然の正解を理解できた問題として扱わないことが大切ですよ。

復習メモの例

「Part 2:最初の疑問詞を聞き落とした」「Part 5:名詞と形容詞の区別で迷った」「Part 7:日付を取り違えた」のように、次回気をつけることが見える形で残しましょう。

教材は主教材と補助教材に絞る

演習と復習に使う主教材1冊と、診断で見つかった弱点を補う補助教材1冊に絞る学習例。

1ヶ月の中心には、演習と復習の両方に使える主教材を1冊置きます。公式問題集を使うなら、音声や解説をすぐに開ける状態にしておきましょう。補助教材は、診断で見つかった不足を埋める単語帳や文法教材など、役割を説明できるものに限定します。

買う前に見たいのは、評判だけではありません。解説の言葉が理解できるか、音声を使いやすいか、残り日数で復習まで回せるかを確かめてください。解説を読むたびに別の参考書が必要になる教材は、今の1ヶ月には負担が大きいかもしれません。

すでに持っている教材で原因に対応できるなら、追加購入は不要です。「新しい本を始める」より、「前に間違えた理由を説明できるようにする」を優先しましょう。なお、同じ問題の答えを覚えた後の正答率は、初見問題での実力とは分けて考えます。

TOEICは一日何時間勉強する?

必要な学習時間は一律ではありません。ここでは、1日1〜3時間を確保できる場合の配分例を紹介します。数字はあくまで学習計画を作るための一般的な目安で、目標点への到達を保証するものではありません。

月の合計時間から実行量を考える

30日間続けると、1日1時間なら30時間、2時間なら60時間、3時間なら90時間です。ただし、毎日同じ時間を取れるとは限りません。残業や外出の予定を先に入れ、実際に勉強できる枠を数えてみてください。

例えば、4週間で平日20日を各90分、休日8日を各3時間にすると、合計は54時間になります。平日も休日も同じだけ頑張る計画より、自分の生活に合った配分のほうが続けやすいはず。模試とその復習も、この時間の中に含めて考えます。

また、机に向かっていた時間と、問題に集中していた時間は別です。教材探しや動画選びに使った時間まで学習量として数えると、実際の練習が不足しがち。休憩を除き、何に何分使ったかを簡単に記録すると、翌週の調整がしやすくなります。

1日1〜3時間の配分例

毎日の学習は、単語、リスニング、リーディング、間違いの確認を基本の枠にします。そのうえで、失点原因が集中している項目へ時間を移しましょう。下の表は固定の正解ではなく、あなたの予定に合わせて動かすためのたたき台です。

通常の学習日に使う時間配分例
学習内容 1日1時間 1日2時間 1日3時間
単語の確認 10分 15分 20分
リスニングと復習 20分 40分 60分
文法・読解と復習 20分 50分 80分
誤答の再確認・記録 10分 15分 20分
合計 60分 120分 180分

1時間の日は、全パートを少しずつ解こうとせず、リーディングの枠を日替わりにすると取り組みやすくなります。月曜はPart 5、火曜は短い読解、水曜はその解き直し、といった具合です。

3時間取れる日も、新しい問題だけで埋めないでください。午前に演習、午後に復習と分ければ、集中力を保ちやすくなります。模試の日はこの配分を置き換え、復習が終わらない分を翌日に回す計画で構いません。

忙しい日は最低限の内容を決める

仕事が延びた日に、予定どおり2時間勉強するのは難しいものです。そんな日のために、単語5分、前日に扱った音声10分、誤答確認5分という20分の短縮版も用意しておきましょう。通常の学習量と同じ効果を求めるものではなく、復習を途切れさせないための対応です。

朝は単語、通勤中は復習音声、帰宅後は問題演習というように、生活の動作と結びつけるのも一案です。ただし、移動中に聞き流した時間と、内容を確認しながら聞いた時間は分けて記録したほうが、学習の実態がつかめます。

できなかった分を翌日にすべて上乗せすると、予定が崩れ続けることがあります。遅れが出たら、新しい問題の数を減らして復習を残す。睡眠を削って帳尻を合わせる計画にはしないでください。

1日1〜3時間を単語、リスニング、文法・読解、誤答確認に配分する例。忙しい日は単語5分、音声復習10分、誤答確認5分に短縮する。

1ヶ月の学習計画を4週間で組む

ここからは、試験まで約30日ある場合の進め方です。最初の2日で診断を行い、その後は基礎の確認、重点練習、時間配分、直前調整へ進みます。受験日までの日数に合わせて、各期間を少しずつ調整してください。

第1週は基礎固定、第2週は弱点反復、第3週は時間配分、第4週は直前調整へ進む、TOEICまでの4週間の学習計画。

第1週は毎日の学習を固定する

最初の週は、診断で見つかった原因から重点項目を二つほど選びます。例えば「Part 2の短い応答」と「Part 5の品詞問題」。リスニングとリーディングのどちらかを完全にやめるのではなく、日々の練習の中で優先順位をつける考え方です。

3日目以降は、同じ時間帯に同じ教材を開き、演習から復習まで一通り回してみます。問題を10問解く予定でも、解説の確認に時間がかかるなら5問に減らして構いません。最初に決めた量より、理解して終えられる量を探すことが大事です。

週末には、数日前に扱った問題を答えを見ずに解き直します。正解したかだけでなく、選んだ理由を説明できるかを確認しましょう。第1週の到達点は、問題集を何ページ進めたかではなく、無理なく繰り返せる1日の流れができたかです。

第2週は同じ原因の誤答を減らす

第2週は、重点項目の反復に時間を使います。品詞問題なら、空欄の前後を見て必要な語の働きを判断する。短い応答なら、質問と返答がどのようにつながっているかを確認する。問題ごとの暗記ではなく、別の問題にも使える見方を身につけていきます。

例えば「名詞を選ぶ問題で間違えた」という記録が続くなら、解説を読んで終わらせず、名詞が入る位置を自分で説明します。その後、まだ解いていない同種の問題に取り組むと、理解を使えるかどうかがわかります。

週の終わりには、初見の短い問題セットを時間を測って解いてみてください。正答率が上がらなくても、迷う理由が減ったり、解説を読む時間が短くなったりしていれば変化はあります。逆に同じ誤答が続く場合は、問題数を増やす前に説明の理解を確かめましょう。

第3週は時間配分を試す

第3週には、できれば未使用の模試1回分を本番と同じ流れで解きます。ここで見たいのは、集中力が落ちる場所、読解に残せる時間、迷った問題から次へ進めるか。日々の短い練習を、本番の長さにつなぐ段階です。

リーディングの配分は、例えばPart 5に10分、Part 6に8分、Part 7に57分という案から試せます。ただし、これは公式の推奨時間ではなく練習用の一例です。短文問題を急ぐことで誤答が増えるなら、前半に少し時間を戻す調整も必要になります。

模試の翌日は、予定を空けて復習に使いましょう。単に時間切れだったのか、内容を理解できずに止まったのかで対策は変わります。答えを覚えている模試を使う場合は、得点の予測ではなく、マークや解答手順の確認として扱ってください。

第4週は取りこぼしと体調を整える

最後の週は、新しい分野を大きく広げるより、繰り返し間違えた内容の確認を中心にします。単語帳なら何度も忘れる語、文法なら判断が曖昧な項目、音声なら聞き取れなかった箇所。復習対象を小さくすると、残り時間で終えられる範囲が見えてきます。

通し演習を追加するなら、採点後に復習できる日数も残してください。直前に模試を解いて不安だけ増やすより、短い問題セットで解答の手順を確認するほうが合う人もいます。模試の回数そのものを目標にする必要はありません。

残り1〜2日は、受験案内に沿って必要な持ち物、受付時刻、会場までの経路を確認します。当日は普段どおり動けることも大事。前夜に難しい問題へ挑戦し続けるより、使い慣れた教材を軽く見直して終えましょう。

◆Chikaのワンポイントアドバイス

私は、予定どおりに進まないときほど「明日やることを増やす」より「今週やらないことを決める」をすすめます。1ヶ月の計画には、復習が遅れた分を受け止める余白も必要ですよ。

短期集中で取り組む勉強法

学習時間が決まったら、その中で何をするかを具体的にします。ここでは、単語、リスニング、文法、読解を、演習して終わらせないための復習手順を紹介します。

単語は迷う語と知らない語を重点復習し、リスニングは英文確認後に文字なしで聞き直す。Part 5は正解の理由、Part 7は本文の根拠と言い換えを確認する。

単語は意味と音を一緒に確認する

単語は、英語を見て意味が出てくるかを確かめるところから始めます。答えを眺めながら「わかる」と感じるだけでは、本番で思い出せるか判断しにくいからです。すぐわかる語、迷う語、知らない語に分け、迷う語と知らない語に復習時間を寄せましょう。

その際、音声も確認してください。文字では知っているのに聞くとわからない語は、リスニングで取りこぼす原因になります。短い例文を聞き、どの音がその単語に当たるのか確かめると、単独で発音を聞くだけの場合より文中での使われ方が見えます。

新しく覚える量は、翌日に確認できる範囲に抑えます。例えば20語から始め、翌日に半分以上思い出せないなら、新規分を減らして復習を増やす方法です。数字は目安ですが、「新しい語を増やす日」と「思い出す日」の両方を作る意識は持ってください。

リスニングは聞けない理由を探す

リスニングの復習は、まず答えを見ずにもう一度聞き、どこまで内容が取れるか確認します。その後に英文と訳を読み、わからなかった単語や文の形を確かめましょう。意味が理解できたら、音声と英文を照らし合わせ、音がつながる箇所や短く聞こえる箇所に注目します。

次は英文を見ながら音声に合わせて読み、最後に文字を隠して聞き直します。この順番なら、「知らなかったから聞けない」のか、「知っている表現の音を認識できなかった」のかを分けて練習できます。1回で難しければ、1文ずつ止めて構いません。

Part 3・4では、正解だけでなく会話や説明の流れも確認します。誰が、何のために話し、次に何をするのか。細かい単語をすべて書き取ろうとするより、設問の根拠になる内容をつかめるかを見ましょう。シャドーイングも、意味を理解した短い音声から取り入れるのがおすすめです。

Part 5は選ぶ根拠を言葉にする

Part 5では、間違えた問題を解説どおりに覚えるだけでなく、なぜその選択肢になるのかを短く説明します。「空欄には動詞を説明する語が必要」「主語と動詞の関係からこの形になる」など、自分の言葉で言えれば、似た問題にも対応しやすくなります。

反対に、説明できないまま正解した問題は、復習から外さないでください。選択肢の語尾だけで判断できる問題もあれば、文全体の意味を読まなければ決まらない問題もあります。一つの解き方をすべてに当てはめないことがポイントです。

時間を測る練習は、理解を確認してから加えます。まずは少数の問題で、正確に解くための手順を作る。その後に時間内で同じ判断ができるか試しましょう。難問で考え込み続ける癖がある場合は、解説で理解する練習と、本番で次へ進む練習を分けると取り組みやすくなります。

Part 7は答えの根拠まで戻る

Part 7の復習では、正解の根拠となる文を本文中で探します。本文と選択肢で同じ単語が使われるとは限らないため、内容がどのように言い換えられているかにも注目してください。「同じ言葉があるから選んだ」という解き方から一歩進めます。

読めなかった文章は、主語と動詞を確かめながら意味を取り、その後で前から読み直します。復習のために日本語訳を確認することと、本番で一語ずつ日本語に置き換えることは別です。意味がわかった英文を読み直し、止まる箇所を減らしていきましょう。

複数文書の問題では、メールの依頼内容と別の資料の条件を結びつける必要がある場合もあります。片方だけで答えを決めず、日付、対象者、変更点などを照合してください。読解の取り組み方をさらに確認したい場合は、リーディングの状態別に考える短期勉強法も参考になります。

TOEIC直前対策で避けたいこと

残り時間が少なくなるほど、普段と違う方法を試したくなるかもしれません。ただ、直前期は知識を増やすだけでなく、持っている知識を本番で使える状態にすることも大切です。

直前期に避けたい三つの行動として、模試の答えの暗記、解説を写すだけの間違いノート、難問へのこだわりを示した図。

模試を解くだけで終わらせない

模試を何回も解くと勉強した実感はありますが、誤答の原因がそのままなら、似た場面でまた迷ってしまいます。次の模試へ進む前に、少なくとも重点項目の間違いを説明できる状態にしておきましょう。

また、同じ問題を繰り返して高得点になっても、そのまま本番の予測には使えません。答えを覚えている影響があるからです。復習用の問題では理解と解答手順を確認し、初見問題では学んだことを使えるかを見る。この役割の違いを意識してください。

解説をノートへ丸ごと写す作業にも注意が必要です。書く時間が長くなりすぎるなら、「次に見る場所」「間違えた理由」を一行に縮めましょう。きれいなノートを完成させることより、答えを隠してもう一度考える時間を残すほうが、直前期の目的に合っています。

難問へのこだわりを持ち込まない

本番では、一つの問題で止まり続けると、後ろにある解ける問題へ進めなくなります。特にリーディングは、迷ったときにいったん選んで次へ進む判断も練習しておきましょう。目安時間を過ぎたから即座に諦めるのではなく、あと少しで根拠が見つかるのかを見極めます。

リスニングで一問聞き逃した場合も、前の問題を考え続けると次の音声まで逃しがちです。答えを決めたら、次の設問へ意識を戻す。日々の演習からこの切り替えを試してください。

そして、試験直前に新しい解答順や極端な速読法を取り入れるのは避けたいところです。普段試していない方法が本番だけうまくいくとは限りません。使い慣れた手順を保ち、マーク位置のずれにも気を配りましょう。

独学と個別指導をどう選ぶ?

1ヶ月の学習で個別指導を使う価値は、教材を増やすことより、取り組む順序や進捗の確認を相談できる点にあります。ただし、費用を払えば学習時間が不要になるわけではありません。

自分で修正できるなら独学も選べる

間違いの原因を判断でき、毎日の学習内容を決められているなら、独学を続ける選択は十分あります。週末に予定と実績を比べ、問題数や時間配分を調整できる人なら、教材を増やさずに進めやすいでしょう。

一方、「解説を読んでも原因がわからない」「何を優先するかで毎日迷う」「計画が崩れると戻せない」という場合は、個別指導を検討する理由があります。勉強時間の一部が判断や教材探しに消えているなら、その負担を減らせるかが比較のポイントです。

ただし、仕事や家庭の事情で学習時間をほとんど確保できない場合は、その条件を先に伝えてください。理想の時間数に合わせて契約するのではなく、現実の予定で実行できる課題量かを確認することが大切です。

失点原因を分析して計画を調整できるなら独学を継続し、原因の理解や計画の立て直しが難しければ個別指導を検討する判断図。

RIZAP ENGLISHは期間を確認する

短期集中の相談先として、RIZAP ENGLISHにはTOEIC対策の個別指導があります。無料カウンセリングでは、現在の英語力や目標、学習上の困りごとをもとに、学習方法を相談できます。

ただし、短期集中型のサービスであることと、1ヶ月でコースが完結することは別です。公式に案内されているTOEIC L&R TESTスコアアップコースの16回プランは、受講期間の目安が2ヶ月。試験まで1ヶ月の人は、開始可能日と試験日までに受けられる指導内容を個別に確認してください。

無料カウンセリングは、契約を決めてから行く場所ではありません。「今回の受験までに何をするか」「受験後も続ける必要があるか」を確かめる機会として使うのがよいかなと思います。

無料相談と有料コースは分けて判断

無料カウンセリングの利用と、有料コースの契約は別です。受講期間、支払総額、追加費用、解約・返金条件を確認し、その場で納得できなければ判断を持ち帰りましょう。1ヶ月での目標スコア達成が保証されるものではありません。

無料相談には受験日と実績を持参する

相談前には、受験日、直近のスコア、平日と休日の学習可能時間、使っている教材をメモしておきます。模試の誤答や学習記録もあれば、困っている場面を具体的に伝えられますよ。

聞いておきたいのは、試験までの指導回数、毎日の自習量、進捗の確認方法、予定が崩れた場合の対応です。「忙しくてもできますか」だけでなく、「平日は60分、休日は2時間なら何を優先しますか」と尋ねると、提案を判断しやすくなります。

費用は月々の表示だけでなく、入会金などを含む支払総額で確認してください。分割払いを使う場合は手数料も含めて比較します。料金や受講条件の正確な情報は公式サイトをご確認ください。学習計画の最終的な判断に迷う場合は、英語指導の専門家にご相談ください。

残り1ヶ月の学習方針を相談したい方へ

自分で失点原因の分析や進捗管理をする余裕がない場合は、RIZAP ENGLISHの無料カウンセリングで、試験日までの対応と必要な学習量を確認してみてください。

RIZAP ENGLISH公式のコース案内・無料カウンセリングを確認する

受験前に残る疑問を確認しよう

ここでは、1ヶ月の短期集中学習で迷いやすい点に答えます。学習時間や開始時点の英語力には違いがあるため、自分の条件に置き換えて確認してください。

TOEICの1ヶ月対策FAQ

Q1. TOEIC初心者でも1ヶ月で600点を目指せますか?

A. 目標として置くことはできますが、達成できるかは現在の英語力と学習時間によります。初受験でも基礎がある人と、短文から学び直す人では条件が異なります。まず模試で現在地を確認し、短い英文の理解や基本問題の取りこぼしを減らすことから始めましょう。

Q2. 1日1時間しか勉強できなくても意味はありますか?

A. 取り組む範囲を絞れば、復習や形式への慣れを進められます。毎日すべてのパートを解くより、単語と音声の確認を続け、文法と読解を日替わりにする方法があります。ただし、1時間を30日続ければ特定の点数に届くとは言えません。休日などに通し演習の時間も設けてください。

Q3. 試験まで1週間なら何を優先すればよいですか?

A. すでに使っている教材の誤答、迷いやすい単語、時間配分の確認を優先します。未経験の形式があれば一度確認し、それ以外は新しい教材を増やしすぎないようにしましょう。模試を解く場合も復習時間を残し、前日は持ち物と移動経路を確認して普段の生活リズムを保ってください。

Q4. リスニングだけを勉強したほうが早く伸びますか?

A. 全員に当てはまる方法ではありません。文字では理解できる表現を音声で聞き取れない場合は、リスニングへ多めに時間を使う理由があります。ただ、読解や文法にも改善できる失点があるなら、そちらを放置する必要はありません。模試の間違い方を見て配分を決めましょう。

Q5. RIZAP ENGLISHは1ヶ月だけ受講できますか?

A. 1ヶ月のみの受講可否や契約条件は個別に確認してください。公式に掲載されているTOEICコースの16回プランは、受講期間の目安が2ヶ月です。試験日を伝え、開始時期、試験までの指導回数、その後の受講、総費用を無料カウンセリングで確認してから判断しましょう。

まとめ:1ヶ月は失点源に集中する

TOEICを1ヶ月で伸ばすために、最初から大量の教材をそろえる必要はありません。まず今の解け方を確かめ、失点原因に合う練習を毎日の予定に入れることから始めましょう。

  • 最初の2日で模試を解き、誤答と時間切れの原因を確認する
  • 実際に確保できる学習時間から、毎日の演習量を決める
  • 新しい問題だけでなく、解き直しと根拠の確認に時間を残す
  • 直前は教材を広げすぎず、時間配分と受験準備を確認する

1ヶ月では、全範囲を広く触るより、今の取りこぼしを減らす学習を続けることが大切です。今日扱った問題を、明日は理由つきで解ける。その積み重ねを目指してください。

自分で分析や進捗管理をする余裕がない人は、短期集中型の個別指導を使う価値があります。ただし、受講期間と試験日が合うか、必要な自習時間を確保できるかまで確認しましょう。あなたの生活の中で続けられる計画を選ぶことが、この1ヶ月を使い切る出発点です。

「明日やることを増やす」より「今週やらないことを決める」。残り1ヶ月は取りこぼしの改善と生活の中で続けられる計画を重視するメッセージ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました