TOEICとは:テストの性質と概要

TOEICとは

TOEICの正式名称は、国際コミュニケーション英語能力テストである。

Wikipediaによれば、「英語を母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験」とのこと。

国際コミュニケーション英語能力テスト(Wikipediaより)

1979年に初めて日本で実施されてから、2015年に受験者数はピークを迎え、年間で250万人以上がTOEICを受験している。

国内の多くの会社や大学が、英語力を測る基準として採用している。

 

TOEICの概要

点数:990点満点(Listening 495点+Reading 495点)

時間:2時間(Listening45分+Reading75分)

問題数:200問(Listening100問+Reading100問)

形式:マークシートで回答、問題文への書き込みは禁止

 

TOEICが重要視される理由

このマークシート形式のテストが国内でこれほど信用されるのには、理由がある。

 

①TOEICは「受容知識」を測る

英語の4技能という言葉がある。

英語に限らず、言語は4つの技能に分けることができる。

①読む
②聞く
③書く
④話す

専門的には、この4技能を2つに分けて、

・読む+聞く → 受容知識

・書く+話す → 産出知識

と呼んでいる。

 

受容知識は言語の基盤

言語においてはこの受容知識の量がとても重要で、受容知識がたりないと産出できないという、絶対的な原則がある。

つまり、聞けないと話せない、読めないと書けない、ということだ。

母国語の習得においても、赤ちゃんが喋れるようになるまでには、「聞いて分かる→謎の言葉を発するようになる→話せる」という順番を辿っている。

小学校で読み書きを習う時も、日記や作文を書く前に、低学年のうちに徹底的に読書や朗読の練習をする。

この「受容知識→産出知識」という順番が重要で、受容できる量が少なければ、自分の考えを書いたり喋ったりすることは出来ない。

 

TOEICは、受容知識を測るテストである。

TOEICのスコアが高くても話せないという人もよくいるが、「話せる下地がある」と判断されるのはこれが理由だ。

 

②TOEICは精密に作り込まれている

TOEICは合計990点の点数によって、受験者の英語力を正確に数値化する。

問題はかなり精密に作り込まれていて、運やマークミスなどの要因によって、50~100点以上の開きが出るとは考えにくいと言われる。

例えば元々800点の実力であれば、どんなにミスがあっても650点までスコアが下がるとは考えにくい、ということだ。

 

まとめ:TOEICスコアは受容知識の正確な指標

この2つの理由から、TOEICのスコアを見れば、どの程度英語のポテンシャルがあるかがすぐに分かってしまう。

「どのくらい英語を受容している=理解しているか」が一目で分かり、同時に「どのくらい産出できるポテンシャルがあるか」まで分かる。

その上精密に作り込まれたテストでスコアに信用がおけるため、現在でも多くの企業や学校が、指標として取り入れている。

 

TOEICer(トイッカー)とは

TOEICをよく受ける人、好んで受ける人をさして、TOEICer(トイッカー)という。

・毎回分析のために受ける満点保持者

・満点を目指している高スコアホルダー

・趣味で毎回受ける人

など、TOEICに情熱を注ぎ、頻繁に受験する人のをさして使われる。

ちなみに辞書にも載っている。

「TOEICをよく受ける人」あるいは「TOEICを好んで受験する人」といった意味で用いられる俗な言い方。

トイッカーとは (Weblioより)

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