3. ある程度文意は分かるが、つい「返り読み」をしてしまう
ここまでくれば、すでに単語力と文法力は、ある程度保証されていると思う。
ここからさらにスコアアップを狙うには、
1 さらに単語量を増やしていく
2 返り読みをやめる
しかない。
返り読みをしてしまう理由は、英語をかたまりで捉えることに慣れていないためだ。長い文があれば、前から読み、意味の区切れを意識しながら読んでいこう。
例)The room we had a meeting last night was a little too small.
→ The room / we had a meeting last night / was a little too small.
この3つのまとまりに、分けられるかどうか。
単語単位ではなく、「まとまり単位」で意味をつかんでしまう練習をしよう。
ポイント:リーディングの参考書で、かたまりに分ける練習をする
・単語帳は、時間がなければ後回しにしても良い
・まずは参考書で演習をして、間違えた問題を復習していく
・復習の時に、英文を頭から読んで、意味の区切れを意識して / で区切っていく
・分からない単語があれば、別途マーカーを引いておく
・音読する
単語だけで意味を計ったり、文法的に日本語に訳し過ぎる癖がある場合は、
・なんとなく適当に理解する
・日本語を介さずに英語のまま理解する
のどちらかの方法で納得できるように、脳の回路を変えていく必要がある。
これは練習あるのみなので、毎日1文、または毎日20分のように、量か時間で時間で区切るなどしてコツコツ練習を続けるといい。
共通して有効なのは音読のトレーニング
小学校の頃、国語の時間に音読をしたことを覚えているだろうか。
朗読カードが配られ、毎日教科書の朗読が宿題に出ていたと思う。
あれは、実は理にかなったやり方で、目でみた文字情報に音声を与えることによって、意味の処理が早くなるように鍛えているのだ。
英語でも同じこと。
単語に意味と音の両方が与えられたとき、リーディングスピードは上がる。
最近のリーディング教材は、ネイティブによる音声がついているものが増えている。
音声がついているものを選んで、必ず耳から音声を確認しよう。
シャドーイングはリスニング能力を上げるが、黙読のスピードを上げるには音読が良い。
目で見た情報を、脳内で音声処理する練習をするのが音読なのだ。
とにかく意味を意識して音読をしよう。
毎日コツコツ続けることが、遠回りのようで1番の近道である。