Toeicのリスニングで効果的な勉強のコツをご紹介します。
勉強は量をすれば一定の効果が出ます。
でも、努力の割にスコアが伸びないと言う事はありがち。
そんな方は、Toeicのリスニングの勉強のコツをご存じないのかもしれません。
結構勉強してるんだけどな。
努力は認めるよ。
努力がスコアに結びつかない。
自分にあった勉強をしてないからじゃないかなぁ。
勉強法教えてください。
この記事で対象となる方
- TOEICのリスニングのスピードに手も足も出ない
- 一定の点数からスコアがアップしない
- どうやって対策したらいいか分からない
という方へ。
Toeicの効果的なリスニング対策と聞き取りにくい方へのコツ
TOEICのリスニングテストでは、特にPart1、Part2においては、実はそんなに難しいことを言っていない場合が多くあります。
受験英語で言うなら、極々簡単なレベルだったりします。
受験英語を勉強してきた人たちは、書き下された英文を目で読めば、「なんだこんな簡単なこと言っていたのか…」と思うこともあるでしょう。
それでもTOEICのスコアが上がらない人が多いのはなぜでしょう?
それは、
・1度しか音声が流れない
・スピードが速くて着いていけない
・何を言ってるか分からない
等の理由があります。
が、こう言っては身も蓋もないのですが、「英語を聞いて分かるようになれば、スコアは上がる」のは間違いないわけです。
自分がどのタイプ、どのレベルかを知るのが大切なんですね。
効率よく勉強するには自分にあった勉強法があるんだ。
Toeicのリスニング問題「聞いて分かる」のレベル判断から
ひと言で「分かる」といっても、実は何段階かに分かれていますよね。
- 音が分かる
- 単語が所々分かる
- 最初は意味が分かるけど、だんだん分からなくなる
- 何を言ってるかすぐ分かるし、ずっと聞いていられる
どこの段階でつまづいているかを知る事が大切です。
自分がどの段階かわかった?
ハイ!
わかりました。
短期でToeicスコアを上げるには、タイプに意識を!
TOEICのリスニングテストは、受験する人がどのくらい4のレベル、「何を言ってるかすぐ分かるし、ずっと聞いていられる」に近いかを測ってくるテストだと言っても良いわけです。
(その上Part3、Part4では読む力も求められる。)
TOEICのリスニングスコアを上げるには、4のレベルに近づけていかなくてはいけません。
しかし、それにはある程度の時間が必要なので、ここではできるだけ短期間でスコアを上げるために、もう少しタイプを分けて対策をするのがコツなわけです!
次はタイプわけだよ。
はい!なんか楽しくなってきました。
短期スコアアップ用タイプ分け
この5つから敢えて選ぶとすれば、どれが1番近いか考えてみよう。
- Part1、Part2が好きで、Part3、Part4は苦手
- Part3、Part4は、図の問題や簡単な問題ならまぁまぁいけるけど、ちょっと難しい
- 全体的に何を言ってるか分からないが、Part3とPart4はまぁいける気がする
- ある程度理解できるし、ある程度読めるが、スコアが伸び悩んでいる
タイプが違うと勉強法も変わるんですね。
効率よく勉強するためには必要なんだ。
レベル別対策法
1. Part1、Part2が好きで、Part3、Part4は苦手
Part1とPart2が好きだけど、Part3とPart4が苦手という方。
そんな方は次のどれかに当てはまるはずです。
・ビジュアル(写真など)から推測するのが得意
・耳で聞いた英文を、推測して理解するのが得意
・短文なら良いが、長い英語を聞くと推測が追いつかなくなる
・英文を読むのが苦手
・読む+聞くを同時にできない
のうちどれか(または複数)が考えられます。
頭の中にビジュアルで情景をイメージするタイプで、Part1の写真問題や、Part3、Part4でも図の問題を得意と感じやすい。
英語を聞いた時に日本語で意味を推測するよりは、勝手に話を作り上げて、情景でイメージすることがある。
しかし英語独特の音に不慣れであるため、英語を聞き続けるとじょじょに疲れてきて、最後は力を発揮できなくなっていく。
文法や単語力が不足している場合もある。
などに思い当たるところがある方です。
スコアアップ法①Part1とPart2を補強する:好きなものを伸ばす作戦!
・文法力と単語力を補強する。1冊基本の単語帳を使ってもよい。
・推測に長けた直感タイプであることは強みの1つ。無理して日本語に訳そうとするよりも、「推測できる問題を増やす」つもりで取り組むのも1つの方法。その場合は、演習問題の割合を増やして、復習をしっかりと行う。
・音に慣れると聞きやすくなるので、復習の過程で何度も音を聞き、自分の声でリピートなりシャドーイングなりを行う。
まず、特異なところを完璧にしていく方法です。
短期でスコアを一定まで伸ばすにはこの方法が優れています。
スコアアップ法②Part3 と Part4 を補強する:苦手を伸ばす作戦!
・近年のPart3, Part4は、ますます問題文を読める量を増やす必要が高まっている。
・Part3, 4に苦手意識がある場合は、
長い英文を聞くと理解ができない
問題文と選択肢が読めない
のいづれか、または両方が原因となっているので、両方からトレーニングを行うこと。
・演習を行った後に、しっかりと問題と選択肢を読んで、分からない単語をチェックしてからもう1度問題を解いてみる癖をつけること。
・本文はCDの音声を良く聞いて、意味と照らし合わせて理解した後、シャドーイングを行うこと。
などの対策が効果的だと言えます。
総合的にリスニングのスコアを伸ばしていくには、この方法しかありませんよね。
2.Part3、Part4は、図の問題や簡単な問題ならまぁまぁいけるけど、ちょっと難しい
Part3、Part4だけに限って言えば、「選択肢が長文の問題は捨てる」という人がいると思います。
・ビジュアルや音からも推測は得意
・英文もある程度聞けているか、少なくとも推測ができている
・詳細までを理解し、覚えておくことができない
・短時間で大量の英文を読むことに慣れていない
TOEICのリスニングで350点ほどの人は、このレベルで悩んでいる人が多いと思います。
本番では解けない問題は捨てる必要があります。
捨てる問題を減らして、1問でも多く解けるようにするために、普段から復習をするようにしましょう。
ポイント:問題を読む練習+聞ける量を増やす
Part3, 4のスコアを上げるには、
・長い英文を聞くと理解ができない
・問題文と選択肢が読めない
この2点を両方解決していかないといけません。
聞くのが苦手な人のトレーニング
・本文のCDを良く聞いて、耳に英語の音を入れること
・スクリプトで英文を目で読んでみて、どのくらい聞く場合とわかる量にギャップがあるかを確認すること
・目で読んでも分かる量が変わらない場合は、知識量も補強する必要がある。分からない単語をチェックして、何度も自分の口で発音して覚えること。
・全文の意味が分かるようになったら、音読を行い、次にCDを聞きながらシャドーイングをする
とにかく英語を聞いている量が少い気がします。
英語の音に脳を慣れさせる事が必要だね。
その為には英文を聞くことが必要ですよね。
聞いて口からです。
シャドーイングが効率的だね。
読むのが苦手な人のトレーニング
・まず演習問題の問題文と選択肢を読んでみて、通しで3問分読むのにどのくらい時間がかかるかを測ってみる
・1度時間を測ったら、分からない単語などをチェックして、全体の意味をしっかり確認する
・できればCDの音声を聞いて、正しい発音を確認する
・その後音読をする(自分で音読をすると、黙読のスピードが速くなる)
・もう1度黙読し、時間を測る
・目標は20~30秒程度で読めるようにすること
読むのが苦手だと音読をしにくいよね。
正しく音読できないと、聞き取れるわけがない。
音は聞き取れてるんだけど、
読めないと頭の中で一致しないんです。
それじゃ意味は思い浮かばない。
すらすら読める様になって初めて音と一致する。
3.全体的に何を言ってるか分からないが、Part3とPart4はまぁいける気がする
とにかく何を言ってるかよく分からないが、Part3, Part4の方がなんとなく解ける気がする、という人もいるはずです。
・音に不慣れで、英語を耳で聞いて内容を理解することが苦手
・文法の知識があって、目で英文を読む方がいい
・Part3、Part4のように英文の量があれば、聞こえる単語を拾って意味を推測できる
Part3、Part4は問題文と選択肢が用意されている。
言いかえれば、解くためのヒントも大量にあるわけで、目で読むのが得意な人にとっては、それだけで推測の助けになったりするわけです。
目で読むのが得意な人は、受験英語を乗り切ってきた人が多く、文法も単語も基礎力がある。ただ音に不慣れなだけなので、音の処理ができるようになれば、スコアアップはすぐそこです。
ポイント:シャドーイングを丁寧に!
・Part3、Part4の問題を使って、とにかくシャドーイングを行うこと。
・音声を良く聞いて、耳に音を覚えさせること。
・目でスクリプトを見ると、視覚情報が助けてくれて読めてしまうので、目の前にスクリプトがない状態でシャドーイングをするように挑戦すること。
このフェーズは、1番上達を実感しにくい。が、質より量と思って頑張ろう。
受験でさんざん英語は勉強しました。
そう基礎力が無いわけではないんだ。
音と単語を繋げるためにはシャドーイングが一番って事ですね。
4.ある程度理解できるし、ある程度読めるが、スコアが伸び悩んでいる
・文法、単語ともにある程度の知識がある
・読むのも聞くのも、ある程度はできる
・短時間で英語のまま理解することができず、日本語に訳してしまうことがある
・分からない単語、聞けない音に伸びしろがある
このレベルまで達した人は、シャドーイング、音読のトレーニングに加えて、ぜひディクテーションを取り入れて欲しい。
デクテーションとは、
CDで音声を聞いて、聞こえた英語をそのまま書き取るというトレーニングです。
書き取りのトレーニングは、自分の弱点のあぶり出しに非常に有効なんですよ。
・単語そのものの知識がない
・単語じたいは知っていたが、聞いたら分からない
・音声変化が分からなかった
などの、最後の課題が浮き彫りになるわけです。
最初はPart2の音声から、次にPart3の音声を1文ずつ止めながらなど、自分に合った負荷で試してみよう。
音声変化があまりにも分からない場合は、書籍などを買って発音の練習をするのも手。
最後に、できれば模試を通しで解いて、どの問題を捨てるかなどの予行演習をする。
デクテーションってやったことなかった。
頭を使うって感じから訓練するって感じですね。
まとめ
自分のタイプ、レベルを見極めて勉強を進める。
タイプ・レベルがあっていないと空回りしている。
自分を知ってスコアをアップしよう!